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Rubinstein 内部修理 ①解体
こんにちは!😄
先週、仕上がり事例を更新させていただきましたがもうご覧になりましたか?
まだ見ていない人はこちらからどうぞ↓↓↓
今回紹介するのは、Rubinstein A-2です!
このピアノは、ピン板・響板の割れがあったり、アクション部のフェルトの劣化などがあり、
オーバーホールをしました。
仕上がり事例に載せたものより詳細にご紹介出来ればと思います~!
解体↓
弦・チューニングピン、プレッシャーバー外し↓
錆が……!!プレッシャーバーはネジが何本か折れてしまいました……😥
今回はピン板交換があったので、鉄骨を外す前に測定をします。
有効弦長の測定↓
本体から鉄骨の隙間の距離を低音・高音それぞれ測定↓
各測定が終わったら、鉄骨を外します。
ピン板の割れ縦にあります……↓
ピン板とはチューニングピンが刺さっている板です。
チューニングピンのトルクを支えている大事な部分です。
過乾燥などにより割れることがあります。
割れているとピン穴が広がってしまいチューニングピンが緩くなり、
調律しても音が合わせることが出来ません。新しい板に交換します!!
そして、響板もぱっくり割れています😣
響板は、ピアノの共鳴体です。弦の振動を増幅させる役割があり、
年代やメーカーにより響板の材質が違い、響板を叩いてみると音の違いがあります。
響板も乾燥などにより割れることがあります。
割れているところから雑音が出ることがあるので、埋め木作業をします。
解体していくと外装の親板が剥がれ……
響板も浮いていてネジを外すと響板まるごと外れてしまいました💦
次回は、響板割れの埋め木作業・響板再接着・響板塗装など……
響板修理を中心に書いていきたいと思います!
ではまた~🖐️