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〜鍵盤が下がりっぱなしで悩む貴方へ〜前編

こんにちは〜
1月年明け一発目の投稿になりますが今回の特集は…?
『久々のピアノ演奏』でのお困りごと相談室を開催してみたいと思います。
不定期開催で一つ一つ小分けでの投稿になりますがぜひお役に立てれば…
今回ご紹介するのは『ピアノの鍵盤が上がってこない』場合のお話‼︎
よくありがちなこの現象ですが弾いている時にこの現象が起きてしまうと
いまいち調子が出ませんよね…
原因は一体何なのでしょうか?
よくある代表的な原因を5つほどご紹介したいと思います!
⓵鍵盤内部の変化によるもの
いつも触っている鍵盤はシーソー運動しているわけですが、
シーソーを支えている 穴 の調子が悪いと、
運動を阻害してしまうことがあります。
主に皆さんが指を置いているところから奥側にある支点部分、
そして指を置いている部分の真下地点にある力点部を支える場所に
穴があり、それぞれの穴にピンが一本ずつ刺さっています。
穴の中には フェルト が貼られており、これは主に
・鍵盤の上下による雑音を防ぐ
・鍵盤の過度な横ぶれを防ぐ
などといった働きを担っています。
そのため、構造上 鍵盤内のフェルトとピンの間には殆ど隙間がありません。
そのため湿度などの環境の変化により、フェルト、或いは木材が膨張することで
動きが悪くなることがあります。
鍵盤奥にある内部アクションも同様の理由で動きが悪くなることがあるので、
信頼できる調律師さんに点検してもらってください☺️


⓶ピンが錆びている
⓵と少々繋がっている話です。
鍵盤の中にピンが刺さっている、と先程ご説明しましたが
このピンは金属でできているためホコリや湿った空気、
且つ空気が循環しない場所であることによるトリプルパンチから
錆が広がってしまい鍵盤の運動不良に陥ることがあります。
こちらも、内部アクションも同様の理由で動きが悪くなることがあります。
ピンを磨くことで直る場合もありますが、ガビガビに錆びてしまっている場合は
交換するが吉です!

今回はここまで!
長くなってしまったので一旦切りたいと思います。
また次回、一気に⓷〜⓹をご紹介する予定です!
ぜひお楽しみに✨
それではありがとうございました〜