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このペダルって何だっけ?(2)
こんにちは〜
今日も前回の続きでペダルの解説を行っていきたいと思います。
まだ(1)をご覧になっていない方は是非こちらからどうぞ!🔻
早速見ていきましょう!
◎個性の塊!真ん中のペダル
今回の解説はこちら‼︎
真ん中のペダルはアップライトピアノと
グランドピアノ、はたまたピアノの機種によっても変わります。
中央についているペダルは総じて右と左についているペダルよりも
使い方が個性的なのが特徴です。
日本でピアノが作られ始めた頃のものは左右のペダルのみが
多いですが、今日では珍しくなくなってきた真ん中のペダル。
その正体を早速見ていきましょう!
◎グランドピアノでは…
グランドピアノについているのはソステヌートペダル‼︎
他のペダルとは異なり、鍵盤を押すと同時に踏むのではなく
鍵盤を押したままペダルを踏んでみてください。
すると…指を離しても音が伸びてますね!
え…でもこれ、前回出てきたダンパー(ラウド)ペダルと一緒では…
と思ったあなた!!
ペダルを踏んだまま、更に違う音を押してください!!
そう、ペダルを踏んだ後に押した音は音が伸びないのです。
つまり、特定の音のみを伸ばした状態で
他の音は通常通り弾ける、という機能があります。
◎一方でアップライトピアノでは…
アップライトピアノには、マフラーペダルがついています。
マフラーペダルとは音を柔和に、
そして極限まで音量を小さくするペダルです。
ピアノは楽器のため、普通に弾いても音量が大きいですよね。
夜に弾きたい時など、周りの騒音になってしまったら…と
心配している方におすすめの機能です。
構造としては、弦と弦を叩くためのハンマーの間に
布(フェルト)を挟み込んでいます。
つまり、フェルト越しに弦を叩いて音を出しているということです。
そのため、マフラーピアノの多用や、強く弾きすぎると
フェルトが摩耗し、穴が開くことがあります!
調整も狂いやすい部分なので、ペダルを踏んでる状態なのに
音が鳴り始めた…などありましたら調律師に相談しましょう。
◎この機能があったら珍しい‼︎
最後にご紹介するのは、あまりお目にかかることのないペダルです。
・消音ピアノ
音を一切出さずに弾く機能ですね!
ピアノの鍵盤にセンサーがついていることで電気信号によって
ヘッドホンをつけてピアノを演奏することができます。
その場合、ピアノを弾く前に真ん中のペダルを踏んで、
音を鳴らさない装置を作動させる必要のあるピアノもあります。
・バスダンパーペダル
主に少し前のヤマハのピアノやアメリカ製のピアノなどでみられるペダルです。
機能としては、ペダルを踏むと低い音のみ伸ばすことできるものです。
前回ご紹介した右ペダルの低い音だけバージョンと考えてください!
あまり使う機会はなさそうですが、ジャズなどの曲で活躍することが多いみたいです。
ぜひこの機能ありのピアノをお持ちの方は、アレンジがてら使ってみてはいかがでしょうか?
・アップライトピアノバージョン ソステヌートペダル
最初にご紹介したソステヌートペダルですが、アップライトにもついている場合があります!
主に高額機種のピアノです。
◎まとめ
今回、記事が長くなっちゃいました〜!
ココまでお読み頂きありがとうございます(;ω;)
真ん中のペダル、個性豊かでしたね!
上手く作動しない、または自分の家のピアノの真ん中のペダルの
種類がわからない‼︎という場合は調律師に相談してみてくださいね。
また、最後に珍しいペダルをご紹介しましたが、
その場合マフラーペダルの機能が手動になっていることがあります。
その場合、最低音の下側に取っ手がついていることがありますので、
ぜひ一度確認してみてください。
それではまた次回もぜひ見に来てくださいね!
ありがとうございました〜♬